自己判断で塗り替え時期がわかるコツ
そもそも外壁塗装をいつのタイミングでやるべきなのか?
正直、よくわからないと思います。
ですから、自己判断でチェックできるポイントをいくつかあげますので、
現在のご自宅の状況を確認して把握してください。
- 最近壁のヒビ割れが
目立ってきた気がする・・・ - 壁の色あせや、くすみが出てきたなあ・・・
- パッと見て古くなった気がする・・・
- そろそろ塗り替えしなくちゃ
いけないのかもなぁ・・・ - 誰に相談したらいいのかなあ?
- 業者に相談して、売り込まれるのも嫌だから、
安易にしたくないし・・・ - 自分で塗り替え時期を判断できる事は
出来ないだろうか・・・
自分の家を見て、そう感じたら
プロの業者に連絡する前に、
まずはご自身でチェックしてみて下さい。
一目でわかる簡単なチェック方法をお教えします。
外壁劣化の初期症状
【外壁の色が薄くなっていく】
壁の艶がなくなってきます。
こちらの写真は茶色のトタン壁ですが、
色が薄くなり、艶もなくなっていますよね。
新築の時は、ピカピカと艶があり、
色も褪せていませんでした。
【薄茶色だったモルタル壁】
こちらの写真はモルタル壁です。色が褪せています。
下のトタンも、艶が無くなっていますのがわかりますね。
【ベージュ色の壁】
こちらの写真の白い壁は、
壁の艶が消えただけでなく、緑色の苔も発生しています。
一般的に風通しの悪い、西側や北側によく見られます。
外壁の劣化が進行している状態
【1.劣化が進行している状態】
壁をさっと触って「少しだけ」白い粉が手に付いた。
写真をご覧ください。
よく見ると、指先に白い粉が少しだけ付いているのが
分かると思います。
これは『チョーキング現象』です。
『チョーキング現象』とは
太陽の紫外線や熱、水分、風などによって塗料が分解され、
成分が粉状となって露出してしまったものです。
この写真は『チョーキング現象』の中でも軽い方ですが、
塗装の劣化は進み始めています。
塗装の状態を知るサインとなるものです。
【2.劣化重度の状態】
外壁をさっと触って「くっきり」と白い粉が手に付いた。
この3枚の写真と、さっきの写真を
「少しだけ付いた」写真を見比べると、
明らかに手に付いた白い粉が多いのが
分かりますよね。
これは、『チョーキング現象』の中でも重い症状です。
こうなってくると、
雨水をはじくなどの塗料の本来の性能を発揮できません。
外壁の劣化が進んでいきます。
外壁塗装のひび割れ・はがれなど末期の状態
【外壁の塗装のひび割れ・はがれがある】
こちらの写真をご覧いただくと、
大変な事になっているな・・・という感想でしょう。
これが塗装のひび割れと、はがれです。
例えると、人間の体なら病気が相当に進行した、
まさに末期的状態と言えます。
屋根・外壁(下地)自体が外に露出しているのです。
「塗料」という保護をしてくれる膜が無くなったため、
太陽からの紫外線や酸性雨、そして夜露が直接当たり、
屋根・外壁の下地がダメージを受けています。
下2枚の写真のように
外壁の下地がコンクリートの場合などは、
特に酸性雨の影響により、
本来アルカリ性の
コンクリート成分(セメント)が中和され、
劣化を促進させます。
つまり、壁内部のコンクリートが酸化するのです。
この状態がさらに進行すると、
特に酸化に弱いコンクリート内部の鉄筋まで腐食、
そして腐食した鉄筋は膨らむので、
中から壁自体を押しだします。
そうなると、表面のコンクリートが崩れ落ちてしまいます。
専門用語では、『鉄筋爆裂』と言いますが、
そうなってしまっては重篤な状況となります。
以上が、ご自身で出来る塗装の症状の把握と、チェック方法です。
さあ!大切な我が家を自己診断してください!
まずは外に出て、外壁をサッと触ってみてください。
どんな状態でしたか?
劣化が進行している状態だった方は、近いうちに塗装を考える時期です。
まずは塗り替えの計画を立てましょう。
もし、外壁をさっと触って「くっきり」と白い粉が手に付く
【劣化重度の状態】以上の状況だったら・・・
例えば、
指に「白い粉=チョーキング現象」がたくさん付いたのであれば、
これをきっかけに塗り替えを考える時期だと言えます。
しかし、塗り替えを考えると言っても、
塗り替えが初めての方は、いろいろな疑問や心配事があると思います。
実際に、国民生活センターに寄せられたクレームや被害はこのようなことです。
- 態度の悪い職人さんだった!(最悪の状況ですね)
- 塗ってすぐ塗料がはがれた!高いお金払ったのに!!
- 塗装工事をしたら、他の部分を壊したのにそのまま黙っていた。
- 一言もなく最初と違う金額を言われた。追加料金を請求された。
- 納得できない工事箇所があるのに、対応してくれない。
- 工事前に頼んだ色と違う色を塗られてしまった。
- 営業に来た人を信用して頼んだのに、その人は一回も顔を出さなかった。
そこで、もし自己診断しても、判断しかねる場合には、
私共にご連絡ください。遠慮はいりません。
そして、もし、連絡や相談はまだだけど、知識だけで知っておきたい・・・
という方には、小冊子をご用意しております。
あとで「失敗した!!」と悔やむ方を、
一人でも減らしたいという思いから、一生懸命書き上げました。
業者を決める前に是非ご一読ください。
当社小冊子「外壁塗装で失敗しない6つのポイント」(ご請求はこちらまで)