築62年の古民家 たたみを無垢材フローリングにリフォーム 岐阜県瑞穂市
「気持ちのいい床にしてもらえた。ありがとう。」
たたみ(畳)をフローリングにしたい
だんだんと畳に座るのが億劫になってきた。 椅子を置いて座れるようにしたい。
古民家の床は畳が多く使われていますが、住まれている人が高齢になると椅子に座る方が楽になるので、フローリングにリフォームされる方が、結構いらっしゃいます。
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畳の床は居心地いいのですが、机や椅子を置くのには抵抗がありますね。
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階段が畳の上に乗っていたので、このままでは工事ができません。階段を事前に何とかする必要があります。
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階段を外して車庫にまで移動しました。 昔の呼び方だと、はしごだん。懐かしく思われる方も多いのではないでしょうか。
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次に床下を解体します。 彬の板と桧の二ツ割(丸太を縦切りにしたもの)が出てきました。 こうした材料は本来はとても長く使えるものです。
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新しい床組みをします。 畳という素材が柔らかく弾力性に富むので、その下の古い木組みの水平の度合いは、意外に甘いのです。 そのままフローリングを張ると波打って大変なので、新たに作り直すのです。
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床下から見上げてみました。 下から順番に、束石(コンクリート製の四角い塊)、鋼製束、大引き(左右に走っている太めの木材。桧です。)、根太(4,5cm角の米松材)となっています。 あとは断熱材と下地合板の施工です。
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無垢材のフローリングは、ロシア産の樹齢300年の赤松を使います。
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最後に、自然塗料を塗ります。口紅と同じ素材から出来ているので、お孫さんが舐めても大丈夫です。
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和室に加えて、奥の部屋とホールの床もリフォームさせていただきました。
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別の角度から階段を見ています。 古いけれども、どっしりとした階段と新しいフローリングの木の香りが気を鎮めてくれます。
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続きのお部屋も、無垢材の赤松フローリングの床になりました。
気持ちのいい床にしてもらえた。ありがとう。 これでえらい(しんどい)思いをしなくて済むわ。
築62年の古民家ということで、どんな床下になっているのか楽しみでした。 古材を再利用して作ってあるのを見た時は、感動ものでした。 快適な生活が送れると喜んでいただけて、本当にありがとうございます。