屋根の形を変えて雨漏りと害獣を防ぐ 岐阜県瑞穂市
2つの瓦屋根を1つの金属屋根に作り替えて、雨漏りと害獣の侵入を防ぎます
雨漏りとアライグマを何とかしたい
古い家と新しい家の継ぎ目のところから雨漏りがしてきます。 そして2年くらい前からアライグマが天井裏に住み着いているようで、穴が開いてるかもしれないので塞いでほしいです
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手前の赤い屋根が旧家、その奥の2階建てが新家です。 増築して家をつないだ関係で屋根の形が少々複雑になっています
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家と家の間にある谷どいは、距離が長くなるほど雨漏りの危険性が増します。 屋根の上に定期的に上がって掃除するなどお手入れが必要ですが、昨今の社会事情で忙しい方が多く、現実には難しいようです
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2つの屋根が重なって雨が流れ落ちるところを「谷樋(たにどい)」と言います。 この家の場合は10m以上の谷樋になっていて、少しゴミが詰まると水があふれ、雨漏りが起こり易い形になっていました
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天井裏に入り込んでいた害獣のアライグマ。 (これは別の場所で撮影したものです)
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工事は建物を仮囲いするところから始まって、シートで覆うことで廃材などの飛散も防止します。
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瓦屋根を撤去中。 たくさんの土が使われていて、丁寧に作られた旧家だと分かります
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新しい屋根は、すっきりと片流れに。 こうすることで、雨排水の流れがスムーズになります
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屋根の先端は濡れやすい場所。 水に弱い合板ではなく天然木(ヒノキ、スギなど)を使うと耐久性が増しますよ
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雨どいも付け替えです
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ペットボトルが入るような穴があれば、害獣は通ってしまいます。 狭い部分も何とかして入り穴を塞ぎます
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赤い瓦屋根がなくなり、フラットな金属屋根に変わりました。 これでもう、雨漏りの心配はありません
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アライグマの出入り口もばっちり塞ぎました
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低勾配(傾きの緩い)屋根に向いている縦ハゼ葺きの金属屋根。 最近では太陽光発電の取り付けが容易ということで見直されているようです
施設にいる父が帰ってきた時にびっくりするといけないので、なるべく見た目を変えないようにお願いしたら、納得のいく提案をしてもらえたので、きららさんにお願いしました。 大雨が降るたびにハラハラ、ドキドキでしたが、これでもう心配せずに済みます。 ありがとうございました。
古い家を残して増築した場合は、つなぎ目の部分が雨漏りしやすいので無理のない作り方、しっかりとした工事が大事です。 今回のK様邸は屋根の形を変えたので大掛かりとなりましたが、何十年先まで見据えてのK様のご決断に沿えるよう、精一杯の工事をさせていただきました。 ありがとうございます