和室の壁にカビが じゅらく塗り替え 岐阜県本巣郡北方町
奥様が長年にわたって気になっていた和室のカビ。 根本的に対策で家族のみなさんが笑顔に
和室の壁のシミが苦になって苦になって・・・
10年ほど前から和室の壁にシミのようなものが出来て、それがどんどんと増えてきていました。 苦になって苦になって仕方なかったです。 腕のいい人にやり直してもらいたかったけど誰に頼んでいいか分からず、半ば諦めかけていました
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築30年近いこのお宅は、お仏間に違い棚のついた立派な床の間と、本格的な和風住宅です
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座敷に続く和室は、ご主人様の寝室になっています。 カビの胞子が飛ぶのが心配です
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広縁との境の建具上にも、小壁(こかべ)という小さなじゅらく壁があります
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このクラックは阪神大震災の時に入ったそうで、しっかりと補修します
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こちらがカビの様子。 まだら模様の黄色っぽい部分がカビで、座敷・和室のほぼ全面に広がっていました
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真っ先に養生をし、その後に古いじゅらく壁をはがします
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カビ止め入りのシーラーを塗った後、クラックの補修にかかります
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寒冷紗を貼り付けての補強です
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手際よく中塗りをしていきます
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中塗りの乾燥を待って上塗りに。 コテむらを残さないよう、ていねいに塗り込みます
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床の間の違い棚まわりは、左官職人の腕の見せどころ
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完成です。 以前のモスグリーン色とは打って変わって、明るいベージュ系で仕上げてあります。 少し色に濃淡があるのは乾燥途中だからで、乾燥するともっと白っぽくなりますよ
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所々に色むらがあるのは湿っているから。 完全に乾くには1週間ほどかかりますので、その間は通風を良くして頂くようにお願いしてあります
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広縁も手間をかけて綺麗に塗られています
いい職人さんをお持ちですね。 一生懸命仕事してもらえて、これで10年来のモヤモヤが晴れました。 ありがとうございました。
ご自身と家族が住まわれる家を、本当に大切に思っておられる奥様です。 そんなお施主様に褒められる職人さんたちに囲まれているのは幸せなことなんだと、改めて実感しました。 O様、ありがとうございます