岐阜・瑞穂市フローリング張り 「あの大工さん、とても親切でよかった」
(廊下の床に、フローリングを張るリフォームの物語です)
フローリングがところどころでめくれています。何かいい知恵はありませんか?
雨漏りに長年悩まされてきました。その影響なのかわかりませんが、廊下のフローリングがところどころでめくれています。全部取ってしまって張り替えるのがいいんでしょうけども、予算もあることなので、何かいい知恵はありませんか?
鉄骨造のお家で、1階はともかく2階の床に関しては、壊してみないとどんな木組みになっているか正直判断が難しいです。M様のおっしゃられる通り、床板を外してやり替えるという方法もありますし、今の床板の上に重ねてフローリングを張るという方法もあります。 予算的には、重ねて張る方が断然お値打ちに出来ます。
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玄関ホールです。特によく歩く場所なので、床がブカブカになっているところがあちらこちらにありました。
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ホールの続き。合板で出来たフローリングは、完成時の見た目がきれいなのと工業製品ですので寸法が安定しているなどの点で優れていますが、耐久性は25年がおおよその目安です。
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階段付近の様子です。
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2階の廊下です。奥の方に雨漏りによる黒ずみがあります。
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玄関の上がり鼻(玄関框)が歪んでいたので、L型のリフォーム框を取り付けられるよう形を合わせるためのカンナがけをしています。これをやらないと、後日リフォーム框がガタガタするようになります。
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ノミを使っての張り始め部分の加工です。きれいなフローリングの下には、こうした見えない工事が隠れています。
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リフォームが終わって、とてもきれいになった玄関です。
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これで床がブカブカすることもなくなり、さらには廊下全体が明るくなりました。
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階段部分もこの通り。壁とフローリングの間をきっちり張るのは、結構難しい技術なんです。
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2階の廊下も、新築同様に輝きが戻りました。
大工さんに本当に丁寧にやってもらえました。家族の者も、「あの大工さん、とても親切でよかった」と言ってました。 頼んで良かったです。ありがとうございました。
設計士さんの家は、寸法合わせになかなか苦労します。既存のフローリングの上に重ねて張る時の注意点はいくつかありますが、その要点を押さえておけば、十分長く使える床にすることができます。きれいに仕上がって、お客さん(お客様)の「ありがとう」という言葉と笑顔が見られるのが、一番のやりがいですね。
M様からは、雨漏り関連で廊下リフォームの工事をご依頼頂きました。大工の稗田も言っていますが、廊下の重ね張りリフォームも、ただ新しいフローリングを並べて張り付ければいいというものではないのです。張る前に、やることをしておくと、より良く長く使って頂けるようになります。稗田からもM様にその説明があったようでM様には大変喜んで頂けました。 M様、ありがとうございます。