2回目の塗装は失敗したくない そんなお客様も笑顔に 岐阜県瑞穂市
2回目の屋根・外壁塗り替え成功物語
最初の塗り替えでは、押し付けられる感じで希望しない色を塗られてしまいました。周りから浮いて見える雰囲気だったので、2回目は失敗しないように、落ち着いた感じに仕上げてもらいたいです
2度目の塗り替えは、以前にどんな塗装がされているかを知ることから始まります。実績のある塗料が良い職人の手で塗られているのかどうか、細部まで調べます。それによって塗装の仕方が変わってくるので、真剣に行います。N様のお宅にあった塗装をご提案します。
-
とても大きなN様邸。現調するのも通常のハシゴでは大屋根まで届かず、軽トラックの荷台から更にハシゴを伸ばしてようやく上る事ができました。
-
団地のメインストリートに面したお宅です。足場を架けるにも9人体制で臨みました。
-
屋根の塗装は、アスファルトが前回施工されていました。こちらは、体育館や工場の屋根によく使用される塗料です
-
新築時の防水シートがそのまま残る上に重ねたアスファルト塗装だったので、防水シートの経年劣化による伸縮でしわになっていました。これはコーキングで補修します
-
クラック(ひび割れ)が、いろいろな場所に見受けられました。パラペット屋根(陸屋根)では作り方がうまくないと、雨漏りしやすくなるので注意が必要です
-
軒天(軒裏)に、漏水の跡がありました。このような場合は、漏水の原因を改善してから塗装しなければ、またすぐ同じ様なシミが出てしまいます。対処してから塗装していきます
-
高圧洗浄は、ただの水洗いではありません。長年の汚れ(ゴミ・ホコリ・コケ・・・)旧塗膜(前回の塗装ではがれやすい部分)を除去しながら、素肌ををお医者さんが触診するかのように隅々まで診る事です。
-
雨水を処理できる様に、雨樋に細工をしています。排水能力がアップするのでここからの漏水の心配は激減します
-
竪樋の内曲り(エルボー)をなるべく下の方に作り変え、ゲリラ豪雨などの想定外の雨量にも対応出来るように、雨樋を加工しました。
-
木製戸箱も破損していたので、新しく作り変えました。他の戸箱はまだ塗装で十分大丈夫。この場所だけ、アルミ製にしてしまうと、統一感が持てないということで、木で戸箱を作り直しました。
-
三晃葺き(瓦棒葺き)のパラペット屋根に、シートを貼りその上から、アスファルト塗装をした上に、アスファルト塗装を重ねていきます。細かい部分もハケでしっかりと塗装していきます。今のひと手間が、塗装の寿命を変えます。
-
モルタル吹き付け部分の下塗り(プライマー)は、外壁材の強化と、外壁材と中塗りの塗料を、密着させる接着剤の役目をします。この下塗りで手を抜くと密着不良や、数年で色あせやはがれの原因になります。
-
木製戸箱とモルタル壁の取り合い部分も、丁寧に塗っていきます。丁寧に仕事をすれば、時間がかかりますが、その出来栄えや持ちはもっと長い時間に影響が出ます。いい仕事には手間とヒマがかかります。早いだけが良いというのは大間違いです。
-
水性塗料は、水を。油性塗料は、塗装用シンナーで。希釈します。ここで、メーカー指定の希釈率で、希釈するかしないかで数年後の壁を見てもらえば、その現実が見えてきます。
-
1㎡当たりに決まった量の、塗料を乗せる必要があります。多過ぎても、少な過ぎても良い塗装とは言えません。
-
木部塗装です。木部を塗る塗料には、染み込ませるものと、塗り潰す塗料があります
-
落ち着いた中にも、統一感と高貴な感じがします。そして、温かみのある色使いで、ますます家が好きになりました。
-
大きい家が、色が統一されたことにより更に大きく、上品な雰囲気に仕上がりました。
-
様々な場所のクラックも補修により、きれいに仕上がりました。軒天とのコントラストもきれいです。
-
大屋根もアスファルト塗装のシルバーがとてもまぶしい感じに仕上がりました。このシルバーがどこまで遮熱してくれるかも楽しみです。
前回の塗装が、訪問販売業者による塗装のため、どんな塗料が使用してあるかメーカーと何度も協議しながら適切な材料を選定していきました。お客様に喜んで頂ける事が、私たちの喜びです。手間ヒマかけて、お客様が笑顔になって頂けるのであれば、私は手間を惜しみません。
塗装には、適した塗り替え時期があります。遅過ぎると良くありません、早過ぎても不経済です。1番簡単な塗り替え時期の目安を計るのは、外壁を手の平で触ってみて下さい。手の平に白っぽい色や、外壁と同じ色に汚れたら、それは、『チョーキング』という塗装の劣化した症状です。 今回も、お役様に笑顔になって頂ける塗装が出来ました。ありがとうございました。