ステコン打ち 夢ハウスパートナーのきららホーム
こんにちは。きららホーム現場担当の井上理崇です。
岐阜県瑞穂市のO様邸の基礎工事が進んでいます。
ところで基礎工事には、ステコン打ちが必要です。
ステコンとは、基礎の鉄筋や型枠の下に打つコンクリートのことです。
厚みもないので、強度面では全く期待されないのです。
なのに何故、お金も手間もかけてステコンを打つのでしょうか?
それは、設計図通りに基礎をつくるのに、とても大切な役目があるからなのです。
設計図は紙の上に線が書かれています。
それを、きれいに均したステコンの上に実物大で線を書いていく作業を、墨出しと言います。
その墨に合わせて鉄筋や、コンクリートを固めるのに必要な型枠を組み立てていくのです。
もしステコンを打たず、砕石の上にそのまま墨出しをしたらどうなるのでしょうか?
うちの社長は、ずいぶん昔にやったことがあったと言っています。
雨で線が流されたり、踏んで消してしまったり、
挙句の果ては釘が打てないので型枠を固定するのが大変で、
結局ステコン打った方が早かったとのことです。
この、ステコンという下積み作業は、なかなかクローズアップされないため、
ステコンという言葉はおろか、工程自体知らない・見たことがない方も多いと思います。
でも、住宅の基礎を早く正確に作るためには必要なんだということがご理解いただけたでしょうか?