岐阜県本巣市 古民家リフォーム 解体工事
こんにちは。
K様邸担当のきららホーム 井上理崇です。
今日から岐阜県の本巣市で、古民家リフォームの解体工事が始まりました。
昭和20年代に建てられた、立派な家です。
古民家は粘り強く作ってあることが多いので、解体も大変になりがちです。
どうして粘り強いかというと、古民家は、
長ほぞ差しにコミ栓、梁の継ぎ方が追っかけ継ぎ、
良質な壁土と木舞竹、ものすごく太い柱に梁に丸太などで出来上がっています。
そして、木は一本一本癖があって、製材された後も
あっちへ曲がりたい、こっちへ回りたいと動きます。
そんな木の癖を昔の棟梁はよく理解していて、
曲がろうとする木の力を壊れにくい方向へうまく組み合わせてあります。
仮に地震で大きく揺れても、古民家は揺れ戻しを自ら起こして抵抗するのです。
K様邸もなかなか壊れずに、苦労しています。
そんな時、天井裏から、予想より良い丸太の梁が出てきましたので、
スタッフみんなで喜んでいます。
K様は、懐かしそうにこの丸太を眺めておいででした。
古民家と言えば太い丸太に代表される梁。
これからこの梁を、どうインテリアとして生かしていくか、
私たちの腕の見せ所でもあります。
築70年以上の風格にふさわしい作り方を考えていきます。