A:よくお受けする質問です。
気候のことは心配ですよね。
岐阜県の西濃地方は伊吹おろしが吹き、寒く感じられる地域です。
メーカーの施工上の注意事項には、
気温5℃以下、湿度85%以上の環境では塗装を避けるように書かれています。
気温が5℃以下の場合、塗った塗料の乾きが遅くなることにより、
次の塗装の工程に悪影響が出やすいことからそのようになっています。
また、湿度が高すぎると塗膜の表面が白くなってしまい、
せっかくの塗装のツヤが弱まってしまうからです。
ところで一昔前の塗料は、
確かに時期によって塗れないことがあったのですが、
現在の塗料はメーカーさんの絶え間ない技術開発により、
ほぼ一年中の塗装が可能になっています。
温度・湿度に関しては、
先に挙げたメーカー規定の数値を守れば問題ないものと思われます。
(実際のところ問題になったことはありません)
実は、それよりも大切なことがあります。
それは、塗料の希釈率をメーカー規定内で守り、
下地の乾き、先に塗った塗料の乾燥状態を確認してから
重ねて塗る(インターバルをとる)ことを、
季節に応じて臨機応変に対処できるということが重要で、
こちらの方が塗装の耐久性に大きな影響を与えます。